ペット保険、請求できたのは2回だけ。12歳トイプードルの飼い主が語る免責13,000円の壁

ペット

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わが家には12歳になるトイプードルがいます。糖尿病とアレルギーを抱え、週1回の通院が欠かせません。ペット保険には加入しているのに、その通院費はほぼすべて「免責13,000円の壁」に阻まれて請求できていません。この記事では、FP2級保持者の筆者が、加入しているペット保険のリアルな収支と、それでも解約しない理由を正直に書きます。

わが家のペット保険の条件

項目内容
保険料月2,457円(年約2.9万円)
免責金額1回あたり13,000円
補償免責超過分の70%

加入の経緯は、正直に言うと「ペットを飼うなら保険に入るのが当たり前」と以前から思い込んでいたから。条件を細かく比較して選んだというより、加入すること自体が目的になっていた気がします。

週1通院でも「請求対象外」が続く現実

愛犬は糖尿病とアレルギーの治療で週1回通院しており、1回あたりの治療費は約1.2万円。年間ではかなりの出費ですが、ここに落とし穴がありました。わが家の保険は「1回あたり」免責13,000円。1回1.2万円の通院は毎回免責未満で、すべて請求対象外なのです。

実際に請求できたのは、治療費が約3万円かかった2回だけ。戻った保険金は合計約2.4万円でした。

年間収支:払った保険料 vs 戻った保険金

項目金額
支払った保険料約2.9万円/年
戻った保険金約2.4万円

結果はほぼトントン、むしろ少しマイナス。「保険に入っているから安心」と思っていた通院費は、実際にはほぼ全額自己負担で、保険はその役割を果たせていませんでした。

それでも解約しない理由

ここまで読むと「解約すればいいのでは」と思われるかもしれません。しかしわが家は継続を選んでいます。理由は、シニア犬は保険の入り直しがほぼ不可能だから。12歳で持病持ちとなると、新規加入を受け付けてくれる保険はまずありません。今の保険は「日常の通院用」ではなく、手術や入院など高額治療が必要になったときの70%補償専用の備えと割り切っています。

FP2級として考える「ペット保険との付き合い方」

この経験を踏まえた筆者個人の結論は、「高額治療への備えとして若いうちに加入しつつ、3歳以降は保険をやめて、その分を高齢期に向けて貯めておく方が合理的だったのでは」というものです。継続的にかかる治療費が免責未満で請求できないケースは、わが家のように実際に起こります。

ただし、これには反対側のリスクもあります。解約後の若いうちに大病をした場合は無保険で全額自己負担になり、しかも発症後は再加入ができません。「貯めて備える」が機能するのは病気になるのが遅かった場合で、早く来た場合は保険が勝ちます。どちらが正解かは結果論でしか分からない——これが両方を見たうえでの正直な実感です。

加入前に必ず確認してほしいこと

  • 免責金額が「1回あたり」か「年間」か:ここがわが家の誤算でした。慢性疾患の通院は1回あたり免責だと請求できない可能性が高い
  • 補償割合(50%・70%・100%)と限度額・限度回数
  • 高齢になったときの保険料の上がり方と、更新・再加入の条件

まとめ

ペット保険は「入っていれば安心」ではなく、免責条件と自分のペットの治療パターンが噛み合うかがすべてです。わが家は免責13,000円の壁で通院費を請求できず、年間収支はほぼトントン。それでもシニア犬の入り直し不可という現実から、高額治療専用の備えとして継続しています。これから加入を検討する方は、免責が「1回あたりか年間か」を必ず確認してください。

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