毎月10万円の赤字だと思っていたら、本当の赤字は3万円だった話|家計簿アプリの落とし穴

家計管理

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家計簿アプリを見るたびに「今月も10万円の赤字…」とため息をつき、ボーナスで補填する生活に漠然とした不安を抱えていました。ところがマネーフォワードのデータ13ヶ月分を本気で分析したら、本当の赤字は月約2.9万円だったのです。FP2級保持者の筆者が、赤字を大きく見せていた「3つの正体」と、分析後に家計がどう変わったかを記録します。

「毎月10万円の赤字」だと思っていた

わが家の家計簿アプリは、毎月のように大きなマイナスを表示していました。体感では「月10万円溶けている」。ボーナスで穴埋めする自転車操業のような感覚で、漠然とした不安がずっと続いていました。しかし「何にいくら使いすぎているのか」を聞かれると、はっきり答えられない。正体の分からない赤字が、一番のストレスでした。

マネーフォワードのCSVを13ヶ月分集計してみた

そこで、マネーフォワードからCSVデータを13ヶ月分エクスポートして集計し、月次のブレを均して分析しました。結果わかったのは、わが家の赤字は「使いすぎ」ではなく、家計簿の見え方の問題が大きかったということです。

赤字を大きく見せていた3つの正体

  1. 交通費の支給タイミングのずれ:通勤高速代の会社補助は翌月の給与に乗り、さらに交通費は年2回まとめ支給。支出が先・収入が後になるため、単月で見ると実際より赤字に見えていた
  2. 不定期の大型支出:住宅ローンのボーナス払いや税金などの年単位の支出が、支払い月の収支を大きく歪めていた
  3. 給与天引きの財形が「見えない貯蓄」になっていた:月2万円+賞与時5万円×2回の財形貯蓄は、家計簿上は手取りが減って見えるだけで、実際は資産として積み上がっていた

補正後の「本当の数字」

見え方金額
体感していた赤字月10万円
家計簿上の取り崩し月5.7万円
純資産ベースの実際の赤字月約2.9万円

タイミングのずれを均し、財形などの「見えない貯蓄」を資産側に戻して純資産ベースで計算し直すと、実際の赤字は月約2.9万円。「毎月10万円溶けている」という不安は、数字のマジックが半分以上を占めていたのです。

この発見で何が変わったか

一番大きいのは、漠然とした不安が「いつまで・月いくらまでなら大丈夫」という管理可能な数字に変わったことです。赤字そのものより、正体の分からない赤字が一番のストレスだったと気づきました。

対策としては、予算を「毎月の生活費」と「ボーナスでまかなう年間特別費」の2つに分離。住宅ローンのボーナス払いや税金は最初から年間特別費として別管理にしたことで、月次の家計簿が本来の姿を映すようになりました。

同じ不安を抱える人へのアドバイス

家計簿アプリの単月の数字に一喜一憂する必要はありません。完璧を目指すのではなく、収支の漏れだけに注意して、ある程度ざっくり管理することが継続のコツです。もし毎月の赤字に不安を感じているなら、12〜13ヶ月分のデータをまとめて眺めてみてください。タイミングのずれ・年間支出・見えない貯蓄。この3つを補正するだけで、あなたの家計の「本当の数字」が見えてくるはずです。

まとめ

わが家の「月10万円の赤字」の正体は、交通費のタイミングずれ・不定期支出・天引き貯蓄という家計簿の見え方の問題で、実際の赤字は月約2.9万円でした。数字の正体がわかれば、不安は対策に変わります。まずは家計簿アプリのデータを長期間で眺めることから始めてみてください。

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