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還元率で選んだのに、ポイントが余っていませんか
クレジットカードを選ぶとき、多くの記事は「還元率が何%か」を基準にしています。ただ、実際に使っていて感じるのは、貯まったポイントを何に使えるかのほうが、生活への効き方は大きいということです。還元率が0.5%高くても、使い道が自分の生活に合っていなければ、ポイントは端数のまま残ります。この記事では、還元率ではなく「ポイントの使い道」でメインカードを決めたわが家の実例と、メインとサブの分け方を紹介します。
見落とされがちな「ポイントの使い道」という基準
一般的に、ポイントの使い道は次のように分かれます。どれが便利かは、その人の生活によって変わります。
- 買い物の支払いに充当:ネットショップや店舗でそのまま使える。使い道が広い
- カードの請求額に充当:現金値引きに近い感覚で使える
- 特定サービスの費用に充当:車の整備費用、携帯料金など、決まった支出に充てられる
- マイルや他社ポイントへ交換:旅行などに使うなら価値が高くなることがある
ここで大事なのは、「自分の家計で確実に発生する支出」に充てられるかどうかです。毎年必ず出ていく支出にポイントを充てられるなら、実質的な値引きとして家計に効きます。
わが家のメインカードは、還元率で選んだわけではない
わが家のメインカードは、トヨタのディーラーで扱っているTS CUBIC CARD(TS3)です。使い続けている理由は還元率ではなく、貯まったポイントを車検や点検の費用に充当できるからです。
車を持っていると、車検や定期点検の費用は避けられません。しかも数万円単位のまとまった出費になります。ここにポイントを充てられるということは、「必ず来る大きな支払い」を軽くできるということです。日用品の買い物にポイントを少しずつ使うより、家計へのインパクトを実感しやすいと感じています。
TS CUBIC CARDを持つことになったきっかけは、車を購入したときにディーラーで案内されたことでした。自分で比較して選んだわけではなく、いわば「流れで」持ったカードです。それでも今もメインカードとして使い続けているのは、貯まったポイントの使い道が、わが家の支出とぴったり噛み合っているからです。
実際にポイントを充てられた場面を挙げると、次のようなものがあります。
- 車検代:以前は車検費用の半分ほど、6万円分をポイントで充当できました
- 車の乗り換え時:ポイントを1.5倍のレートで頭金に充てることができ、10万円分ほどになりました
- 毎月のローン:ポイントを毎月の支払いから差し引く設定ができ、月3,000円ほどを充当していました
- 点検・オイル交換:オイル交換のボトルキープを利用していますが、点検費用は全額ポイントで賄えています(1回あたり15,000円ほど)
還元率だけを見れば、もっと数字の大きいカードはあります。それでも、車検・点検・ローンという「車を持っていれば確実に発生する支出」に、そのままポイントを充てられる価値は、還元率0.5%の差よりも大きいというのが、実際に使ってみての実感です。
サブカードは楽天カード|決まった支払いを預けている
一方、サブで使っている楽天カードのポイントは、ちょっとした買い物をポイントで購入したり、支払いの一部をポイントで賄ったりする使い方をしています。楽天ポイントは使える場所が広いので、「何に使おうか」と困ることがないのが強みです。
なお現在、楽天カードで決済しているのはペット保険の支払いと交通系ICのチャージのみで、それ以外の支払いはメインカードにまとめています。
このように「毎月必ず発生するもの」をサブカードに寄せておくと、明細を見たときに何にいくら使ったかが分かりやすくなります。家計簿をつけるうえでも、カードごとに役割が分かれていると整理がラクです。
いま迷っていること:楽天カードをメインにするか
正直なところ、楽天カードをメインに切り替えることも検討しています。ポイントの使い道の広さでは、楽天のほうが上だと感じているからです。
ただ、今のところ切り替えていない理由が2つあります。
ひとつは、ディーラーとの付き合いが続く限り、TS CUBIC CARDのポイントには確実な使い道があること。車検・点検・ローンという出口がはっきりしているうちは、汎用性の高さより「確実に使い切れること」のほうが価値があります。逆に言えば、ディーラーとの付き合いがなくなれば、ポイントの使い道も失われるので、そのときは楽天に切り替えることになると思います。
もうひとつは、切り替えの手間です。今はあらゆる支払いをTS CUBIC CARDで登録しているため、メインカードを変えるとなると、登録先をすべて変更する労力がかかります。カード選びの記事ではあまり触れられませんが、この「乗り換えコスト」は現実にはかなり大きな要素です。
結論としては、ディーラーとの付き合いが続くかどうか次第。今はそう考えて、様子を見ながら使い分けている状態です。
結論が出ていないまま書いていますが、カードの見直しはこうした迷いの中で少しずつ決まっていくものだと思っています。同じように迷っている方の判断材料になれば幸いです。
メインとサブをどう分けるか
一般的には、次のように役割を分けると管理しやすくなります。
- メイン:日常の支払いを集約する。ポイントの使い道が自分の生活に合っているかで選ぶ
- サブ:特定の支払い(固定費など)や、メインが使えない場面の予備に回す
- 国際ブランドを分ける:片方が使えない店舗でも対応できる
- 引き落とし口座はそろえる:残高管理がしやすく、支払い漏れを防げる
枚数を増やすこと自体が目的になると、管理の手間だけが増えます。1枚ごとに役割を決められる範囲にとどめておくのが、無理のない持ち方だと感じています。
カードを選ぶときの注意点
- 年会費と特典が見合っているか:使い切れない特典のために年会費を払うと逆効果になります
- ポイントの有効期限:期限があるポイントは、使い道を決めておかないと失効します
- 還元率だけで判断しない:数字がわずかに高くても、使い道が合わなければ効果は限定的です
※年会費・還元率・特典の内容は変更されることがあります。最新の条件は各カードの公式サイトでご確認ください(本記事は2026年8月時点の情報をもとにしています)。
まとめ|「何に使えるか」から逆算して選ぶ
クレジットカードは、還元率の数字だけで比べると差がわかりにくくなります。自分の家計で確実に発生する支出は何かを先に考え、そこにポイントを充てられるカードをメインにする。この順番で選ぶと、納得して使い続けやすくなります。わが家の場合はそれが車の維持費でしたが、人によっては通信費や食費かもしれません。まずは「毎年必ず出ていく支出」を書き出すところから始めてみてください。
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